広告・マーケティング

ジオメディアと音楽

このところ立て続けにジオメディアを取り上げていたのでそろそろ打ち止めにしますが、ジオメディアに関してもうひとつ書いておきたいテーマがあります。全くの思いつき程度の話ですが、ジオメディアと音楽を結びつけたら何か面白いことができるのではないか…

マーケティング・ツールとしてのジオメディア

前回もFourSquareなど位置情報系サービスのことを書きましたが、こうしたジオメディアに対する注目が最近高まってきているのは、それがマーケティング・ツールとしての可能性と娯楽性の高さを兼ね備えていることに大きな理由があるという気がします。人の集…

コンテンツとコミュニティ 2 〜ストーリーの役割

2か月ほど前に「コンテンツとコミュニティ」というエントリを書いてから(こちら)、この両者の関係が気になっていたのですが、最近読んだ須田和博さんの『使ってもらえる広告〜「見てもらえない時代」の効くコミュニケーション』という本で気になるひと言…

デジタル・サイネージとスーパーのブランディング

イオングループのジャスコがレジ付近にディスプレイを設置して販促活動を行う実験を始めるなど、日本のスーパーでもデジタル・サイネージの導入が始まっています。大勢の人が毎日買い物に訪れるスーパーでディスプレイを通じて顧客に直接メッセージを伝える…

共感の音楽マーケティング-2

音楽のマーケティングに結びつく面白い可能性を持っているなと僕が感じる取り組みがもうひとつあります。Rolling Stone紙による、時代を超えたミュージシャンや楽曲のランク付けキャンペーンです。Rolling Stoneは、1967年に創刊された世界を代表するロック…

共感の音楽マーケティング-1

先日「Playing for Change」の音楽クリップを紹介した時(こちら)に、共感の対価としてお金をもらうという音楽の売り方があるのではないかということを書きました。「Playing for Change」のようにメッセージを広げることを目指すのか、通常の音楽ビジネス…

"Life's for Sharing"に見るリアルとネットの反響拡大ループ

全然新しい話ではないのですが、"When Consumers Help, Ads Are Free"というNew York Timesの記事(こちら)を読んで、初めてイギリスの携帯キャリアT-Mobileの"Life's for Sharing"という広告キャンペーンのことを知りました。この記事には、ユーザーが自発…

ショート・フィルムとネット上のプロモーション活動

PHILIPSが自社の薄型テレビを宣伝するために流しているCMがちょっとした話題になっているようです。Adam Bergという人が監督した「Carousel」*1という2分ほどのショート・フィルムがそれです。Youtube上にもいくつか動画がアップされていますが、本家のPHIL…

ネット動画と長尺CMの「まとめ視聴」

Ad Ageに、Huluによる広告実験についての記事が載っていました。Huluは、番組の冒頭に加えて本編の途中に数回30秒のスポットを流すというのを広告の基本パターンとしています。でも一部のコンテンツでは、この基本パターンの他に「2分程度の長尺CMを冒頭に…

金融危機とコンテンツのネット配信ビジネス-2

前回のエントリーでは世界的な景気低迷が映像コンテンツの無料ネット配信ビジネスに与える影響について書きましたが、経済の悪化とオンライン・ビデオのビジネスの関係を考える上ではもう一つ別の視点があります。それは、「無料配信と有料配信の力関係はど…

金融危機とコンテンツのネット配信ビジネス-1

僕は英米のニュースメディアやブログなどを主な情報源にして映像のネット配信の発展をウォッチしているのですが、リーマン・ブラザーズの破たんをきっかけに金融危機や株安・ドル安などが一気に広まる中、アメリカではオンライン・ビジネスの今後の見通しに…

ネットの広告費とオンラインビデオ

CNET Japanに「景気が低迷する中でもアメリカのインターネット広告は成長を続けている」という記事が載りましたが(元データはInteractive Advertising Bureauによるもの)、eMarketerには同じIABのデータ(+PriceWaterhouseCoopersのデータ)を元に昨年と…

オンラインビデオにより多くのCMを流す試み

Ad Ageによると、アメリカのテレビ局などの間で、無料でネット配信している番組に挿入するCMを増やそうと言う試みが出てきているそうです。ABC.com,CBS.comやHuluといったウェブ上の配信サービスの魅力のひとつは、同じ番組でもテレビで流される時と比べて広…

ハリウッド映画とオンライン・マーケティング

ハリウッドの業界団体MPAA(Motion Picture of Association of America)が、アメリカの映画業界の各種統計データをまとめた「Entertainment Industry Market Statistics 2007」(PDF)という資料を出しています。その中で、ネットを使った映画のマーケティング…

BBC.comの広告募集サイト

この数年間、イギリスでは「BBCの海外向けウェブサイトに広告を載せるかどうか」という議論が続いていました。BBCの立場からすると、アクセスの半分以上は海外から来るのにイギリス国内の視聴者から得られる受信料でサービスの経費を賄うのはおかしいという…

FOXの新番組プロモ戦略

FOXが、今秋始まる一部番組のシーズン・プレミア(初回特別編)を、テレビとウェブで同時に流すことにしたそうです(Varietyの記事)。ちなみに、これまでアメリカのネットワークTVがテレビで放送した番組をウェブに載せるのは、大抵の場合放送の1日後でした…

NBCOlympics.comのオンラインビデオ広告収入

Wall Street Journalに、NBCがウェブサイト上で流したオリンピック関連動画の広告から挙げた収入を試算する記事が出ていました。元データはeMarketerが発表したものだそうです。それによると、NBCがウェブ配信したオリンピック関連動画から得た広告収入は575…

オンラインビデオの広告規模予測を見直し

eMarketerが、アメリカでオンライン・ビデオに費やされる広告費の成長予測を見直しました。以前の予測がどれほどだったのかについては触れられていませんでしたが、Silicon Alley Insiderによると、今年5億ドルの広告支出があるだろうという見直し後の予測…

効果的なウェブ上のプロモーションとは

今回はいつもとは少し路線の違う話題ですが、最近ウェブを使った映画のユニークな宣伝手法のことを教えてもらったので、それを紹介したいと思います。新製品やサービスのプロモーションを行う際にウェブ広告を使うのはもう常識になっています。でも、「Jumpe…