2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バラエティ・ジャパンが休刊

溜まったメールを読んでいたら、バラエティ・ジャパンが休刊するという知らせが届いていました。サイトにもその告知が出ています。 大変急なご報告になりますが、当バラエティ・ジャパンは5月31日で更新を中止し、6月30日をもちまして閉鎖することとなりまし…

Susan Boyleの動画とネット配信の収益化

スコットランドの"おばちゃん歌姫"Susan Boyleの動画が大きな話題を呼んでからひと月半が経ちます。テレビ番組が持つコンテンツとしてのパワーとYoutubeの配信プラットフォームとしての強力な伝播力が組み合わさった事例だと以前のエントリーで書きましたが…

Huluが進める2種類の国際化

先日、イギリスTelegraph紙のサイトに「Huluが9月にイギリスでサービスを立ち上げる予定」という記事が載りました(こちら)。3000時間分のアメリカのコンテンツを携え、ITVとChannel4をコンテンツ提供のパートナーに迎えてイギリスに進出する、という刺激…

追悼の場として、「オンライン資産」管理の場としてのネットの可能性

先日、「亡くなった忌野清志郎さんを悼むファンの声がYoutube上の彼のクリップに続々と寄せられている」という話を書いてから(こちら)、人の死に対する哀悼の気持ちを表し、交換し、慰めを得る場としてのネットの可能性というものを少し考えるようになりま…

TEDについて-2

前回紹介したTEDの動画を見ていて、2つのことに気づきました。まず、面白い講演というのは、余計な要素を加えなくても話の力*1だけで十分楽しむことができるということ。次に、とは言いながらも、話を聞くだけでなくその講師についての情報(経歴や業績、専…

TEDについて

日本でどれほど有名なのか詳しく知りませんが、ネット上の動画配信と公共性のことを考える際にいつも思い浮かぶサイトのひとつにTED(Technology Entertainment Design)があります。ここは元々、科学者から芸術家、起業家、政治家まで、超一流の思想家やアク…

「どローカルなジャーナリズム+ネット」は新聞の武器になる-2

最近取り上げた南カリフォルニアの山火事はほとんど沈静化したようですが、山火事による避難指示エリアや道路封鎖、避難所の場所などを刻々と更新し続けたLA TimesによるGoogle Mapsの地図には、いくつもの感謝のコメントが寄せられています。 一部を引用し…

追悼 忌野清志郎

今晩はずっと、亡くなった忌野清志郎さんのことを考えていました。曲を聴いたり、昨日の告別式についての記事を読んだり、テレビの追悼番組を見たり、ネットでいろんな情報を検索したりしながら。清志郎の死は各方面で反響を呼んでいるようですが、僕も彼の…

ネット配信と「国際化のパラドックス」

New York Timesの記事にちょっと気になることが書かれていました。"In Developing Countries, Web Grows Without Profit"という4/26付けの記事です。「FacebookやYoutubeなどはさまざまな国のユーザーに使われることによって世界的なブランドになった。でも…

「どローカルなジャーナリズム+ネット」は新聞の武器になる

「新聞は、伝統的な強みである取材力や記事の蓄積とウェブ上にふさわしい情報の"見せ方"を組み合わせることで良質なネット・コンテンツを生み出すことができるはずだ」というエントリーを以前に書きました(こちらを参照)。ここに「どローカルな視点」が加…

Disney-Hulu連合のインパクト

DisneyがHuluに参加することになったというニュース(昨日のエントリーを参照)はアメリカのメディア業界でも大きな話題になっていて、この件についての意見や分析がいろいろな記事やブログに載っています。それらを参考に、DisneyとHuluが手を結んだことが…

DisneyがHuluに参加

ひと月ほど前に、「DisneyがHuluに出資してコンテンツを提供する交渉が進んでいる」という話を書きましたが(こちら)、その交渉がまとまったようです。Disneyが、傘下のABC Enterprisesを通じてHuluに参加することになりました。HuluのCEO Jason Kilarによ…