9月17日は「Playing for Change Day」

世界各地の音楽家たちが参加して一つの曲を奏でる、という手法で音楽を通じたつながりや絆に光を当ててきたPlaying for Change。バンドとしてはアルバムの発表と北米を中心としたツアーを活動の中心としてきましたが、一方で同名の財団を設立し、途上国や貧困地域で音楽を通じた教育活動にも取り組んでいます。そして先日、今年の9月17日を第1回の「Playing for Change Day」とし、世界のいろいろな場所で草の根型の音楽イベントを開催する、と発表しました。

Playing for Change Dayのウェブサイトはこちらです。
http://playingforchangeday.org/

ビジョンとして掲げられたのは、「音楽を愛する人々に呼び掛けてつながりを作り、世界中にポジティブなヴァイブレーションを生み出す」こと。具体的には、音楽・芸術教育を充実させたり、教師や音楽家を支援したり、音楽を通した異文化交流や紛争解決を促進したりするための資金集めを目標とし、ミュージシャンたちにはイベントの開催を、そして一般の人にはそうしたイベントへの参加や寄付を呼び掛けています。

草の根型のイベントが世界でつながっていくというスタイルは、今の時代ならではのものだと思います。有名ミュージシャンが勢ぞろいした「We Are the World」や「Live Earth」のような大イベントがある一方で、こうしたグラスツールの取り組みが存在感を持ち始めているというのはとても興味深いことです。

ただ、これを書いている8/13時点では日本での開催予定は無く、「最寄り」のイベントとして表示されるのはネパールのカトマンズやインドのムンバイです。残念ながら自分には、イベントを開催するような音楽的素養もその分野のネットワークも無いので告知面での協力となりますが、日本でもPlaying for Change Dayの趣旨に賛同して関連イベントを開いてくれる人や団体が出てきてくれないかな、と期待しています。

<8/15追記>
台湾で関連イベントが開催されるようです。ネパール、インドよりも少し「最寄り」が近くなりました。