HuluがYoutubeに次ぐ2番目のオンラインビデオサイトに

Ad Ageの記事を読んでいたら、Nielsen Online's Video Censusが取りまとめたアメリカのオンラインビデオ・サイトのトラフィック・ランキング(2月分)でHuluがYoutubeに次ぐ第2位になったと書かれていました。アメフトのスーパーボウルに広告を出したことなどにより30%以上トラフィックが増え、YahooやMyspaceを上回る月間3.1億の動画視聴があったんだそうです。

Huluがスーパーボウルで出した広告はそんなにスタイリッシュなものだとは感じられません。

でも、Huluへのアクセスを増やす上では絶大な効果を発揮したようです。

それにしても、Huluの止まらぬ成長スピードには驚きます。Huluの月間ストリーミングが1億回を超えたのは昨年7月のことです(関連エントリー)。それから、大統領選を前にした秋にはNBCの番組「Saturday Night Live」で放送された「サラ・ペイリンのパロディ・ビデオ」大受けして、NBCの番組の独占ネット配信権を持つHuluは順調にアクセスを増やして10月には月間の動画視聴が2億回を超えます*1(関連エントリー)。その後は勢いが鈍化するかと思いきや、CMを通じた自社の認知度向上に乗り出してついに3億回の月間動画視聴という壁を越えてしまいました。7か月で3倍に増えた計算になります。

最近はHuluがTV.comやBoxeeなどからのアクセスを遮断することになったという事態もありましたが(こちらを参照)、今のところはそんなちょっとしたトラブルなど吹き飛ばしてしまうほどの快進撃を続けているようです。

*1:これはComscoreのデータなので、Nielsenのものと同じ基準での比較はできませんが、成長スピードを知る参考にはなるでしょう。