五輪のオンライン配信とアメリカ企業
以前のエントリーで、中国中央電視台(CCTV)が北京オリンピックの模様を中国国内向けにオンライン配信するという話題を紹介しましたが、この取り組みはデジタル技術に強みを持つアメリカの企業にとっては大きなビジネスチャンスになっているようです。
きょうContent Agendaに載っていた記事では、アメリカとカナダの企業とCCTVとの間で次々と五輪のオンライン映像配信に関する技術面での提携が決まっていることを紹介し、それを北米の企業にとっての「ゴールド・ラッシュ」だと評しています。Adobe、VIewcast, ArkSoft, Safenetといった企業が、メディア・プレーヤーからエンコーディング、DRMに至るまで様々な技術を提供してCCTVのオンライン配信を支えるとのことです。
北京オリンピックは中国にとって自国の先進性を世界に向かってPRするための一大イベントですから、それを放送だけでなくネットを通じても発信するということについて並々ならぬ意欲があるのでしょう。それにしても、こういう機会を目ざとく見つけてしっかりと食い込んでくるアメリカの企業は、本当にしたたかですね。