EconomistにHuluの記事

先週、EconomistのサイトにHuluの記事が出ました。こちらです。

記事では、CEOのKilarに焦点をあてながら、立ち上げ前は評判が芳しくなかったHuluがいかにしてアメリカのメディア界から注目を集める存在になって行ったのかということをYoutubeJoostなどと比較して分析しています。書かれているのは、Huluが親会社であるNBCとFOXに留まらず多彩なメディア企業からプロが制作したコンテンツを集めることに成功した点や、それらのコンテンツを使い勝手が良いように無料でストリーミング提供した点についてなので、そんなに目新しいことではありません。

でも、WiredやTech CrunchなどがHuluのことを取り上げるのは珍しくもありませんが(関連エントリー)、今回Huluを取り上げたのはEconomistです。メディア・ビジネスの世界に直接携わっていない人たちの関心を惹くという点では絶大な効果を持っているるはずです。

Time Warnerなど大手メディアコングロマリットが膨大な赤字に転落したとかNew York Timesが経営難に陥っているとか、このところメディア界は暗い話ばかりが取り沙汰されています。そんな中、Huluの成長は数少ない明るい話題です。このまま健闘が続けば、この会社はますます注目を集めて行くことになるでしょう。