Bollywoodのストライキ

昨年末から今年の頭にかけてはハリウッドの脚本家ストライキが大きな話題になりましたが(関連エントリー)、今度はインドの映画業界Bollywoodでストライキが起きているようです(Variety Asiaの記事)。

もっとも、ネット配信などで得られる収益の分配をめぐって争われたハリウッドのストライキとは原因が大分と違うようです。

 ハリウッドの組合は成長しつつあるニュー・メディアからより多くの収益を受け取ろうとして戦ったが、Bollywoodの組合の要求は控え目だ。期限どおりに給与を支払うこと、1日の労働時間を12時間までとすること、そして仕事上の安全管理にもっと気を配ることだ。

 西インド映画労働者連名の事務局長Dinesh Chaturvediは、労働者たちは1日500ルピー($10.45)から$12.45を得ることになっているが、撮影から支払いまで90日も待たなければいけないと語る。

 「少なくとも、プロデューサーたちは遅れずに給与を払うことはできるはずだ。私たちは、そうしてくれることを望んでいる。それが受け入れられなければ、この非協力運動は続いていくだろう」

今月下旬にあるヒンドゥー教の祝日を控えてインドの映画界は非常に忙しい時期にあるということですが、さて今後はどういう展開になっていくでしょうか。



<追記10/6>
ストライキは、無事終了したようです(Hollywood Reporterの記事)。プロデューサー側が条件の大半を受け入れたからだそうですが、上にあるような要求の内容を見る限り、これが真っ当な結果なのではないかと感じます。