教育

大学が育てるウェブ上での学びの担い手

MITのOpen CourseWareからOpen UniversityやUniversity of the People、そしてKahn Academyなどに至るまで、ウェブ上での学びを促進する取り組みが多彩に広がりつつあります。例えば、Marc And Angel Hack Lifeというブログには、1年ほど前のエントリですが…

TEDトークのウェブ公開から5周年

TEDはちょうど1週間前の6/27に、TEDトークをウェブで公開し始めてから5年が経ったと発表しました(TED Blogより)*1。当初は6つのスピーチで始まったウェブ上TEDトークも、今ではほぼ1,000に達し、またこの5年で合計5億回の視聴があったそうです。これま…

放送大学が一部講義をネット公開へ

9/29付け日経新聞の片隅に、「放送大学が授業の一部をネットで無料配信する」という小さな記事がありました(ネット上ではスポーツ報知の記事が載っていました)。先日のエントリ(こちら)で放送大学とイギリスのOpen Universityを比較し、放送大学ももっと…

『ウェブで学ぶ』を読んで

梅田望夫・飯吉透著『ウェブで学ぶ−オープンエデュケーションと知の革命』を読みました。そこで紹介されている、「知と情報」をウェブ上で広く公開するための取り組みの数々に、止まらぬ高揚感を覚えました。ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の…

「Open Learning」と「Open Education」

直近の2回のエントリ(こちらとこちら)で、学びの場としてのネットについて取り上げましたが、その過程で気になり始めたことがあります。それは、「Open Learning」と「Open Education」という言葉についてです。これは、ネット上で学習の機会やリソースに…

ネット上での「学び」について-2

前回に続いて、ネット上での学び・高等教育について考えてみることにしました。University of the PeopleやTEDのような"新興勢力"だけでなく、昔からある伝統的な教育機関の中にも、ネットを利用しながら公共性の高い学びのプログラムを提供しているところが…

ネット上での「学び」について

ビル・ゲイツがカリフォルニアのTechonomyという会議で語った「ここ5年以内に、最高の教育リソースは無料でウェブ上に現れてくることになるでしょう」という言葉がちょっとした話題になっているようです。ゲイツの発言の要旨はTechCrunch Japanの記事(こち…

iPadとリアル世界のコミュニケーション

日本でもiPadの予約が開始されました。個人的にはすぐに購入するかしばらく様子を見るかまだ考えていたところなのですが、ボストン在住のジャーナリスト・菅谷明子さんのブログに書かれていたiPad体験記を読んで、ぐっと心が動かされました。Harvard Square …

絵本とネット配信-2

先日のエントリで「絵本をデジタル化して画像に簡単な動きや演出をつけ、読み聞かせの音声とともにひとつの作品としてネット配信できたら面白いのではないか」ということを書きました(こちら)。そして最近、アメリカではネット配信でこそありませんが実際…

絵本とネット配信

先日、ディズニーがネット上で絵本の配信ビジネスを始めたことについてのエントリを書きました(こちら)。コンセプトには共感できるけれどちょっと使いにくい点や読み聞かせ機能が充実していないところが難点、というのが僕の感想でしたが、ネットやテレビ…

TED Indiaのライブストリーミング

このブログでも幾度か紹介した(こちらやこちら)TEDは、講演のネット配信に加えて、世界各地の有志が自発的に行う「TEDx」などのイベントが急速に増えてきています*1。そしてちょうど今日からは、TED本家の出張カンファレンスであるTED Indiaが始まっていま…

ディズニーのデジタル絵本

先日、ディズニーがネット上でのデジタル絵本事業を開始するというニュースが報じられました(New York TimesやAFPの記事などを参照)。Disney Digital Booksと名付けられたサイト(こちら)に「くまのプーさん」や「ミッキーマウス」から「カーズ (Cars)」、…